NANKO HISTORY

「 職業はテント屋さん 」

そう聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?

正直、目にすることも耳にすることもなかなか無い、想像しにくい職業だと思います。 一度、皆さんの周りをじっくりと気をつけて見渡してみてください。 意外と身近にテントを見つけることができます。 街中のカフェやアパレルショップには外国をイメージさせるかのようなお洒落なオーニング。 商店街の青果店・お惣菜屋さんや美容室では個性溢れる大小さまざまな固定のテント。 イベントには当たり前のように立ち並ぶテントブース。 学校や地域の運動会やお祭りなどでは言わずもがな立てられるテント。 最近では自宅用にホームオーニングの設置を希望されるご家庭もたくさんいらっしゃいます。

日よけとして、雨よけとして、ひとつのスペースとして、目印として… 使い方・目的はそれぞれですが、何気ないところに色形さまざまなテントがあって、 そしてそのどれもに、私たちテント屋の手が加わっています。 骨組や構造を考え、それに付随して天幕の素材や特性を選択・考慮し、裁断加工をしていく。 テント生地からできるすべてのものは、数十メートルのなんでもない1枚のフラットな反物を裁断するところからはじまります。

ナンコーの原点。

初代 浜崎常夫が「カクツネ防水具店」を創業。 創業当初は、カツオの一本釣りでカツオを抱き受け止める際に着用する合羽を作って売ることから始まったといいます。 また、並行してテント製造も行っていたそうです。 当時のテントといえば、火で炙りまっすぐにした竹をパイプの代わりとして使用し、生地もまだ綿帆布しかない時代のことです。 ここが現代の有限会社ナンコーのルーツ、原点です。

私たちはテントというモノづくりの職人です。 「いいものを気楽に、そして永く使ってほしい」という思いはテントの本質を知るからこそ。 どんな風に使うのか、どんな人が使うのか、どんな場所で使うのか、どんなことを求めているのか。 ひとつひとつにその“どんな”を思い、考えてお届けしています。