ナンコーテント

ショッピングカートを見る

NANKO HISTORY

テント屋という職業

テント屋という職業

「職業はテント屋さん」
そう聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?

表立って人目に触れる機会は少ないテント屋。
しかし皆さんの周りをじっくり気をつけて見渡してみると、意外と身近にテントを見つけることができます。
−街中のカフェやアパレルショップには外国をイメージさせるかのようなお洒落なオーニング。
−商店街の青果店・お惣菜屋さんや美容室では個性溢れる大小さまざまな固定のテント。
−イベントには当たり前のように立ち並ぶテントブース。
−学校や地域の運動会やお祭りなどでは言わずもがな立てられるテント。
−自宅のテラスには空間に馴染むオーニングやオーダーメイドのタープ。

日よけとして、雨よけとして、ひとつのスペースとして、目印として… 使い方・目的はそれぞれですが、何気ないところに色形さまざまなテントがあって、そしてそのどれもに私たちテント屋の手が加わっています。

骨組や構造を考え、それに付随して天幕の素材や特性を選択・考慮し、裁断加工をしていく。テント生地からできるすべてのものは、数十メートルのなんでもない1枚のフラットな反物を裁断するところからはじまります。

私たちはテントというモノづくりの職人です。
「いいものを気楽に、そして永く使ってほしい」という思いはテントの本質を知るからこそ。
どんな風に使うのか、どんな人が使うのか、どんな場所で使うのか、どんなことを求めているのか。
ひとつひとつにその“どんな”を思い、考えてお届けしています。

テントと私たち

過去と現在

初代 浜崎常夫が「カクツネ防水具店」を創業。

創業当初は、カツオの一本釣りでカツオを抱き受け止める際に着用する合羽を作って売ることから始まり、並行してテント製造も行っていたそうです。
当時のテントといえば、火で炙りまっすぐにした竹をパイプの代わりとして使用し、生地もまだ綿帆布しかない時代のことです。
ここが現代の有限会社ナンコーのルーツ、原点です。

創業から今日までの長い年月の間に、テント業界も本当に大きく大きく変わりました。
地域のお店のテントが主軸だった時代から、商店が大きな商業施設に取り込まれていく流れとともに、テントそのもののニーズも変化していきました。

そこで私たちが注目したのが「イベント」でした。
日本各地には年間を通して数え切れないほどのイベントがあります。そして、そのどれもに必ずと言っていいほど「テント」が在るのです。
テントはその場所やイベントのひとつの「シンボル」だと私たちは考えます。

例えテントそのものが目立たなくとも、テントがあることによって人が集まる。 少し離れた場所からでも「テントがあるよ!何かやってるのかな?」そう思ってもらえたらラッキーです。
テントを使ってくださるお客様、それを目印に足を踏み入れるたくさんの人の輪。 そうやって増えていく嬉しい繋がり作りに、「テント屋さん」として携わっていけたら幸いです。

since1929 ……
ずっとずっとテントを専門として、あらゆる思いを形にしてきた熟練の職人と、その技術を受け継いで「テントでこんなことできるかな?してみたい!」という新しい若いパワーが一体となって、これからもたくさんのお客様に楽しんでもらえるテント屋を目指していきます。